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あっという間に過ぎる1年

作成者: sakae recruiting team|2023.2.20

あっという間に過ぎる1年

同じ1年なのに

今年度もあと1ヶ月を切りました(当社は3月決算になります。)あっという間の1年だったな…と毎年感じている気がします。
子供のころの1年はあんなに長かったのに、大人になってからの1年はあっという間に過ぎてしまうんですよね。「この前まで『暑い』って言ってたのにもう冬!?」とか、「○○さんの子供がもう中学生になったの!?」とか…。
逆に、子供のころの夏休みの長かったこと。(実際、社会人の夏休みより数倍長いんですけどね…(泣))

とはいえ、当たり前ですが地球上における全ての生き物の時間の進み方は一定です。
0歳児の赤ちゃんも、ランドセルを背負った小学生も、毎日一生懸命働く社会人も、老後生活を楽しむお年寄りも、全員同じ「1秒」、「1日」、「1年」を過ごしています。
それなのに、1年を「あっという間」だったと感じる大人と、「長い1年だった」と感じる子供がいるのはなぜなのでしょうか。

ジャネーの法則

皆さんは「ジャネーの法則」というものをご存じですか?「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」という考え方です。
例えば、50歳の人間にとっての1年は、これまでの50年間のうちの1年なので1/50、人生の中のわずか2%です。ところが、5歳の子供にとっての1年は、これまでの5年間のうちの1年なので1/5、人生の20%を占めていることになります。
つまり、同じ「1秒」「1日」「1年」であっても、5歳の子供の体感時間は、大人の10倍の長さに感じる…という説明です。

もちろん、実際には時間経過の感じ方には個人差がありますが、大人は、大人になるまでの過程であらゆる経験を積んでおり、あらゆる出来事にある程度すんなり対応でき、同じことを繰り返す生活をしています。単調に時間が過ぎていくため、時間経過に注意が向かず、あっという間に時間が経過していると感じます。
一方子供は、毎日が新しい体験の連続で、たくさんの情報が入って来ます。ワクワクするようなイベントが多く「早く明日にならないかな」と時間経過に注意を向ける事が多いです。時間当たりの情報の密度が高くなり、時間を長く感じます。
つまり、新しい経験をするチャンスが少ない大人の方が時間経過を早く感じやすいということです。

意識の違い

「大人は」「子供は」というように説明はしましたが、逆に感じることもありませんか?
子供の時、楽しいイベントはあっという間に時間が過ぎました。楽しくて時間の経過を意識していなかったからです。楽しい時には時間なんか気にしませんよね?
大人になって、退屈な会議やセミナー(小声)が、大学生なら単位の為だけに取った興味のない授業が、「早く終わらないかな…」と思うことがありませんか?
これは時間の経過に意識が行っているから長く感じるんだそうです。決して長いわけではなく、長く”感じて”いるだけです!!!…なるほど、納得です。