学生の皆さんから「入社前に商品知識は必要ですか?」という質問を頂くことが多いです。
サカエは商社ですので、取扱メーカー・商品は多岐にわたります。同じ形の部品でもメーカーが違えば型式も違いますし、商品の大きさも大小さまざまです。…なんて話をすると、「覚えられないかも…」と思う方が多いと思います。
…ということで今回は、入社前の商品知識の必要性についてお伝えします。
まず結論から申し上げますが…事前知識は必要ありません!入社してから覚えて貰えれば十分です。過去の新入社員を見てみても、「商品知識を持って入社した人…いるか…?」というレベルです。
そもそも学生さんが、機械部品の知識があるなんてことそうそうありません。機械の中に組み込まれた部品なんて見たことないですよね?その組み込まれた機械自体も見たことない人が大多数のはず…。
製造業という業界は専門用語が多く、聞きなれない言葉ばかりです。
しかし入社後には、きちんと研修の時間が設けられますのでご安心を。
サカエでは、代表的な取扱商品となるベアリングやOリング、オイルシール等の講習を数か月行っています。講師は社員が務めますので、遠慮なく質問してみてください。講師がきっと優しく教えてくれるはずです。
また、メーカーの方から直接お話を聞く機会もあります。最近は、オンラインで勉強会を開いてもらって勉強の機会を設けています。
最近ではロールプレイング研修も行っており、アウトプットの機会も用意されていますので
(過去記事「ロープレってなに?」)、インプットとアウトプットの機会を上手く活用して覚えていくといいと思います。
お客様の元へ行くと、会話に出てくる単語が分からない事や、質問に答えられないということは、若手・ベテラン問わずあるそうです。先輩社員でも、全ての知識が頭に入っているというわけではありません。お客様から質問された内容を一度社内に持ち帰り、社内の資料で調べたり、メーカーに確認したりして回答しています。若手の場合は先輩が丁寧に教えてくれます。
どうですか?安心して入社でそうですかね?(笑)
もちろん、商品知識はあるに越したことはありません。商品知識があることでスムーズに話を進められるのは事実ですし、いつかは覚える必要があることですので…。
つまり、何が言いたいかと言いますと、「学生のうちは学生にしか出来ないことを!」ってことです!(笑)