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【サカエの地域貢献】大学と企業が育てる「静岡の未来」。私たちが地元学生のインターンシップに本気で取り組む理由

【サカエの地域貢献】大学と企業が育てる「静岡の未来」。
私たちが地元学生のインターンシップに本気で取り組む理由

はじめに

こんにちは。株式会社サカエ採用担当です。

私たちサカエは、静岡県西部を中心とした地元の大学と連携し、学生の皆さんを「授業としてのインターンシップ」として受け入れる取り組みを継続しています。
期間は5日間の短期プログラムから、一部の大学とは「長期企業内留学」として3ヶ月間にわたるものまで、大学と深く連携しながら実施しています。
これは、単に「採用活動のため」だけではありません。 私たちが事業を行うこの静岡・遠州地域で、地元の企業と大学が一緒になって「未来の人材」を育てていくことこそ、地域社会への大切な貢献であると考えているからです。

今回は、この取り組みに懸けるサカエの「想い」と、学生たちが「働くリアル」に触れた5日間のプログラムをご紹介します。

なぜサカエはインターンシップに本気なのか?

この取り組みは、近隣の大学様からお声がけいただいたことをきっかけに始まりました。
学生の皆さんにとって、就職活動はどうしても「名前を知っている企業」や「大手企業」に目が行きがちです。 しかし、私たちが根差すこの静岡には、世界に誇る技術を持った素晴らしい中小企業がたくさんあります。
だからこそ私たちは、このインターンシップを、「学生がキャリアについて本気で考える場」として提供したいと考えています。

地元で働くことの面白さとは?
「社会人」のリアルな姿とは?
机の上では学べない「仕事」の手触りとは?

サカエでの体験を通じて、地元・静岡にも面白い会社がたくさんあると知り、自分自身のキャリアを深く考える「きっかけ」にしてほしい。それが私たちの切なる願いです。

「体験」と「言語化」で、キャリア観を深める5日間

私たちは、学生を「お客様扱い」しません。限られた時間の中で最大限の学びを得てもらうため、「リアルな現場」と「実践」、そして「振り返り(言語化)」を組み合わせたプログラムを設計しています。

【サカエの5日間プログラム(例)】
✅1日目:インプット(座学) まずは業界やサカエという会社、専門商社の仕事について基礎知識を学びます。
✅2日目:体験①(営業同行) 早速、先輩社員とお客様先へ。リアルな商談の現場を肌で感じます。
✅3日目:実践(営業ロープレ) 昨日見た営業の仕事を、今度は自分が当事者として体験。お客様役の社員を相手に、学んだ知識を「実践」します。
✅4日目:体験②(営業同行) ロープレでの学びと反省を踏まえ、もう一度現場へ。1回目とは違った「営業のスキル」や「お客様との関係構築」といった新しい視点で現場を見ることができるようになります。
✅5日目:アウトプット(記事作成) この4日間の学びや気づきを、今度は「未来の後輩たちに伝える」という視点で記事にまとめます。

「座学」→「体験」→「実践」→「視点を変えて再体験」→「学びの言語化」 このサイクルを回すことで、漠然とした「職業観」を、解像度の高いリアルな「キャリア観」へと変えていく。 このプログラムは、大学の先生方からも「学生のキャリア観をしっかり考えさせる内容になっている」と評価をいただいています。

学生はどう変わったか?「イメージと全然違った!」リアルな声

この濃密なプログラムを通じて、学生たちからは多くの「驚き」と「発見」の声が寄せられました。 特に多かったのが、「営業」と「商社」に対するイメージの変革です。

◆ギャップ①:「売る」仕事から、「関係性を築く」仕事へ
参加した学生の多くが、営業職に対して「商品を買わせる言葉のテクニックを要するものでした」というイメージを持っていました。

▼【学生のリアルな声(記事より)】 「しかし、サカエは買わせるというよりも求める声に合わせてお届けするといった営業でした。」「営業同行中、仕事の話よりも雑談の時間が長い場合もありました。ですが、雑談を行えるのは良好な関係を築けている証拠であると二日間の営業同行でそう感じました。」

「モノを売る」こと以上に、「お客様の課題を解決し、信頼関係を築く」ことが仕事の本質であると体感してもらえたようです。

◆ギャップ②:「仲介」する仕事から、「最適解を導く」仕事へ
「商社」の仕事についても、「メーカーと企業の間に立つだけ」というイメージが強かったようです。

▼【学生のリアルな声(記事より)】 「営業の方が実際に現場に行き、サイズを測り、搬入の仕方を考える等、やることが多く、とても驚きました。」「メーカーさんと一緒に企業まで同行し、商品の説明をメーカーさんが行っていたことです。(中略)そちらの方がミスマッチを減らすことができると同行した方に教えていただけました。」

専門知識を持ち、時にはメーカーと協働しながら「最適解をコーディネートする」という、専門商社ならではの介在価値を理解してもらえました。

「教える側」も成長する、共育(きょういく)の場として

この取り組みは、学生だけにメリットがあるわけではありません。 学生を受け入れる私たち社員にとっても、大きな成長の機会となっています。
学生に「サカエの仕事とは何か」を自分の言葉で説明しようとすることで、「自分の仕事を見つめなおす、いいきっかけになった」という声が上がっています。 「自分は今、何ができていて、何がまだ足りないのか」を棚卸しする絶好の機会となり、組織全体の活性化にも繋がっているのです。

静岡の未来のために、学生が地元の優良企業を知り、リアルな「働く」を体感する。 企業が学生に本気で向き合い、社員自身も成長する。
私たちは、この「産学連携」の取り組みが、静岡の未来を担う人材を地域全体で育てる一助となると信じています。
サカエはこれからも地域社会の一員として、未来への「人づくり」という投資を続けてまいります。

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