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長期インターン生の社長インタビュー

長期インターン生の社長インタビュー

みなさん、こんにちは、もしくは、こんばんは。サカエにて長期インターンに来ているSとTです。
前回は「長期インターン生の社員インタビュー」という記事を書かせていただきましたが、見ていただけましたでしょうか?前回に引き続きインタビューの記事になるのですが、今回はサカエの社長、神谷紀彦さんにお話を聞かせてもらいました!貴重なお話をたくさん聞けたので、ぜひ読んでください!

社長の仕事は多岐にわたる

まず、社長の業務について質問しました。基本的には、会社の代表として社内で出た決定を社長である神谷さんが最終決断を下すということです。
社長がどんな仕事をしているかは、会社毎にいろいろであり、他社では社長もお客さんと打ち合わせをしたり、工事に立ち会ったりなどの一般的な業務もこなしているところもあると話されていました。
常に正常な判断が必要になるため、健康であることがとても重要。また、会社全体、将来を見渡すにあたり、現場で実務を頑張っている社員とは別の切り口で施策をうち出す必要があるため、1日に数時間は先々を考える時間を確保しているとのことでした。
神谷さんが重要とされていたのはバランス、「人にはそれぞれ得意不得意があるもので、自分の得意なことはできる限り伸ばしていき、出来ないことは一人で抱え込むことなく素直に人に頼っていくこと」自分の得意不得意を見極め、補い合うことが重要だと話されていました。

社長は普段何を考えているのか

どのようなことから、経営のアイディアを得ているかを質問しました。
日常生活すべてに気を配り、流行には常に敏感でいることが重要だとのことです。ポイントは、自分の興味外のことでも巷で流行っているものは一度は体験してみること。他社の参考にできる制度や凄いと思った事は、積極的に社内に取り込んでいき、自社の発展のことを常に考えているそうです。

会社経営以外に地域に貢献できること

地域貢献について伺いました。長年浜松市へ寄付を行っており、子供たちの教育のために図書館の蔵書購入に充てられているそうです。他にも、障害を持つ方の就職支援として実習受入れにも協力されているとのことでした。実習に参加される方は主に心的障害を持たれている方。実習を通して働く自信をつけていただいているとのことです。身体障害に比べて心的障害は就職先が難しいと、障害者雇用の現実についても教えていただきました。視覚障害者のサッカーチームにも協賛されているとのことです。

会社経営で重要なものは利益

経営するうえで何を大切にしているかを伺いました。重要なことは「利益」、利益追及にとられるとイメージが悪いですが、結局お客様からの評価を測れるものは利益しかないとのことです。誰かにモノを売るということは「価値がなければ売れない」。退職した際や亡くなった際にお葬式にきていただいて、お世話になりましたとお礼を言われることも評価や価値ですが、その時にならないとわからない。経営する上で客観的に日々の評価を測ることができるものは結局利益だけ。サカエの価値を高めていくとともに、より多くの人にサカエの魅力を知っていただきたいと話されていました。

浜松の産業の力になりたい

地場企業として、地域産業との関わりについて質問しました。浜松は自動車関係が多く、今後電気自動車化が進めばエンジンまわりの仕事だけでは衰退していってしまう。地場の製造業も何か自動車関係以外で、今あるものを活用して他社ではやっていない自社オリジナルの新しい事業を始めて行って欲しい。製造業に携わるサカエとしてはその支援をしていきたいと考えているそうです。
20年先がどうなるかはわからず、サカエも同じ事業規模や形態を維持できるかはわからない。別事業にも視野を広げていくこと、また、今の事業でもまだ取り扱っていないものを取り扱えるようにしていくことが重要とのことです。

AIを積極的に取り入れていきたい

AIの発展についての考えを質問しました。AIにできることはAIに任せ、人間は別の仕事をするようにしたいとのことでした。AIで人間の仕事がなくなってしまう懸念についても質問してみると、AIが発達して仕事がなくなることは絶対にないとのことでした。なくなることがあるとすれば、AIでもできることを延々と人間が続けていた場合。AIができるのに、取り入れずに人間が作業を続けることはないようにしたいとのことです。AIに限らず、新しい技術はどこよりも活用していきたいとのお考えでした。

経営者になって大変だったことはほとんどない

社長就任後に大変だった事を質問しました。社員が退職することが最初はつらかったそうです。しかし、経営していて大変だと思うことはなかったとのこと。その理由は「自分の出来ることをその時、その時に真面目に一生懸命にやっていれば必ず結果はついてくる」という信念。だから、いつでもできることはしっかりやり、できないことはそれが得意な人、上手な人にお願いすることが大切だと考えているとのことでした。

幼いころから社長という仕事に興味があった

会社を継がれた理由について質問しました。祖父である創業者、神谷正平さんから続く企業であり、すぐそばで経営者を見てきたことから、社長の仕事に興味を持っていたそうです。また、もし今の会社以外で仕事をするなら「教師」にもなってみたいと話していました。その理由は、生徒同士の顔や名前は忘れてしまうことはあっても、先生の顔や名前は覚えている。「誰かの人生の記憶に残る仕事」だからだそうです。

ストレスは基本的にためないようにしている

ストレスの対処法についてお聞きしました。会社の経営者にとって、正常な判断が下せないことはあってはならないことだと考えており、普段からストレスをためないようにしているとのことです。たまると思うこと自体が駄目。ストレスの原因になると考えられる場所には出向かないそうです。また、ストレスというものは体を動かすことで解消されるそうで、運動することが一番いいそうです。

これから就職活動をしていく学生と会社のギャップを減らしていきたい

今回、インターンを受け入れていただいた理由を伺いました。現代社会は少し前の世の中では当たり前だったことが「~ハラスメント」となってしまう。若者の価値観と会社の価値観を近づけていくことが重要だと教えていただきました。若者から見ても魅力ある会社である為に、常にズレを認識して修正していきたい。私たち学生に対しては、実際に仕事をする現場で社会を勉強し、どこでどんな仕事をするにしても将来に役立てて欲しいと言っていただきました。浜松で就職ということでもなく、もっと大きな括りで、地域から日本や世界で役立つ人材が育って欲しいとのことでした。

若手や新入社員に「~力」と言われるものはとくには求めない

社会で身につけるべきスキルについて質問しました。求めるスキルというものはなく、自分にあった生き方、価値観で、自立して好きに生きてくれればいいとのことでした。時代・社会の変化から人々の働き方は変わってきており、各個人の時間を大切にするような世の中になっている。この会社でいえば、スキルというより個人の働きたい形が会社とマッチしていて、サカエの中で得意なことをどんどん伸ばしていずれ「力」を付けていければそれが理想だと話されていました。とはいえ社会人になってからも常に勉強することが大事。苦手と得意を見極め、得意を伸ばして苦手は補い合う。皆それぞれ得意なものを持っているとのことでした。

社長の仕事や経営で大事にしていること、若者に対して考えていることなど、どんな質問にも丁寧にお答えしていただけました。社長の仕事は先々を考えること、常に正常な判断を下すこと、どんな状況でも会社を経営していけるように備えることだと教えていただきました。社長も社員も、人には苦手な分野があり、補い合うことが重要だと話されていたことが印象的でした。

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